「11,906」とは

2022年度に、人の手により殺処分された犬と猫の命の数。

犬 2,434頭 (うち 子犬 449頭)
猫 9,472頭 (うち 子猫5,878頭)

〈どうして?殺処分の背景〉
(1)飼えなくなった
飼い主の死亡や長期入院など不可避な事情、引っ越しや転勤など飼い主の都合
(2)自然繁殖〜通報
TNR活動のない、あるいは認識のない地域では繁殖を止められず通報で捕獲
(3)遺棄
ブリーダーやショップ等の過剰繁殖、弱い個体や売れ残りの処分等
(4)命の軽視
飽きた・もういらない・飼いたくない・年を取った・病気になった


さまざまな状況で捨てられ、保健所や管理センターへ持ち込まれる、あるいは捕獲される犬や猫たち。
2022年度には犬・猫合わせて14,457頭が殺処分され、動物愛護管理法違反で摘発された事件は166件も起こりました。これは過去10年では2番目に多くなっています。
こんな事態や事件が起こるのを止めるには、どうすればいいのでしょうか。
私たちには何ができるのか? その「一歩」を始めます。

殺処分をなくす「第一歩」

里親になる

〈保護っ子を迎えよう〉
新しい家族を待つ保護犬・猫に会ってみませんか?保護団体は手厚いフォローで譲渡を推進しています。

責任を持つ

〈家族だから、最期まで〉
迎え入れたらその子はもう家族。一緒に幸せな暮らしを送り、そして最期まで1看取りましょう。

知る・伝える

〈考えよう、命のこと〉
犬や猫たちを取り巻く現状や殺処分のこと、みんなで考えてみませんか。特に若い世代へ伝える事が大切です。

一般社団法人ゼロジャパンプロジェクト 特別顧問 越村義雄 ご挨拶(日本ペットフード協会名誉会長)

特別顧問ご挨拶

特別顧問  越村 義雄

人とペットが共に幸せに暮らせる日本へ。

ペットと暮らすことが人間の暮らしにどれほど良い効果をもたらすかは、健康面、精神面や認知症の進行をゆるやかにするなど動物介在療法、動物介在教育、動物介在活動でも実績が出ています。
日本の殺処分数は過去最大だった120万頭から、直近は14,457頭と着実に減少し、これほど減少させた国は日本を除いてほとんどありません。しかしながら、人とペットが共に幸せに暮らせる日本にするためには、まだまだやるべきことが多いのも事実です。飼育放棄ゼロにより、また様々な教育、支援活動により、殺処分ゼロにすることは可能と考えます。
多角的に考え「一歩」を踏み出すのが、このゼロジャパンプロジェクトです。そしてこの「一歩」は必ずペット達の命を救います。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。


〈越村義雄 略歴〉
ヒルズ・ペットニュトリション・インク元副社長兼アジア太平洋地域社長を務め、2009年から3期6年一般社団法人ペットフード協会会長を務め、2015年より名誉会長。2015年一般社団法人人とペットの幸せ創造協会を設立、会長を務める。